インフルエンザを未然に防ごう

インフルエンザは特にお年寄りは注意が必要です。一度かかってしまうと治すのに苦労をするだけでなく、肺炎などの合併症で、最悪の場合は命を落とす事も考えられます。「なってから治す」のではなく「未然にする」事がとても大事です。

様々な亜型があるインフルエンザと妊婦への予防接種

インフルエンザと単なるかぜとは明確に異なるものですので、一般的にいって、インフルエンザが流行する冬場の直前の時期に、予防接種を受けておいたほうがよいといえます。単なるかぜであれば、のどの腫れや発熱、頭痛などの症状が中心となり、重症化することはあまりありませんが、インフルエンザの場合には、同じ発熱といっても38度以上とかなり高くなり、関節痛や筋肉痛などといった、全身の症状が強くみられるようになります。また、肺炎などを併発して重症化することも多く、特に高齢者などは生命の危険さえあるということを認識しなければなりません。こうしたインフルエンザをひきおこしているウイルスには、A型、B型、C型といったタイプがあり、さらにA型については、抗原性の違いによって、100種類を超えるような亜型とよばれる分類もあって、ふつう香港型やソ連型などとよばれているのは、こうしたA型の亜型にあたるものです。そのため、予防接種についても、どのようなタイプが流行しそうかを予測した上でワクチンを製造していますので、毎年受けなければならないということになります。このワクチンは、病原性のない不活化ワクチンとよばれるもので、通常、妊婦が受けたとしても、胎児に影響を与えることはないものと考えられています。そうした意味で、妊婦は特に予防接種が不適当な人という分類には含まれておらず、もしも予防接種を受けるメリットのほうが、副作用をはじめとするデメリットよりも大きいと判断される場合には、受けてもよいものとされています。しかし、妊婦への影響に関しては、まだ実例が少なくよくわからない部分もあるため、あらかじめ主治医に相談をしてからのほうが無難といえます。