インフルエンザを未然に防ごう

インフルエンザは特にお年寄りは注意が必要です。一度かかってしまうと治すのに苦労をするだけでなく、肺炎などの合併症で、最悪の場合は命を落とす事も考えられます。「なってから治す」のではなく「未然にする」事がとても大事です。

2016年08月の記事一覧

空気感染するインフルエンザはパンデミックも

毎年冬になると流行のニュースが流れるインフルエンザですが、たかがインフルエンザと考えるのは危険です。
子供や老人は重症化しやすく、死亡する場合もあるだけでなく、新型インフルエンザの発生や薬剤耐性型のウイルスの発生もあるからです。
そもそもインフルエンザウイルスは遺伝子の組み換えが起こりやすく、抗原と呼ばれる身体の免疫細胞が反応する部分が変異しやすいウイルスです。そのため同じA型、B型インフルエンザに何度もかかってしまうこともあったり、新しいインフルエンザが生まれることも大いにあり得るのです。
また、インフルエンザウイルスは乾燥に強いウイルスで、冬の乾燥した空気中の中で長時間生存します。患者のくしゃみなど、飛沫の中には大量のウイルスが含まれ、空気感染も起こします。
これが変異を起こした強毒なウイルスであった場合、一人のくしゃみから10人に感染、その10人から100人に感染、といったふうにどんどん感染が広がる可能性があります。
世界中で年齢、性別の関係なく患者が爆発的に発生することをパンデミックと言いますが、パンデミックが起こりやすい病気の一つとも言えるでしょう。
インフルエンザの感染を予防するためには普段から体力維持に気を付け、免疫力を落とさないようにすることや、手洗い、うがい、マスクの着用など一般的な感染予防をすることが大切です。
健康な成人であれば万が一感染してしまっても通常は1週間程度安静にしていれば自然と治ります。
ですが、症状が悪化したり、子供や老人など体力が無い人の場合は病院を受診し、抗ウイルス薬を処方してもらいましょう。自己判断で風邪薬などを使ってしまうと、子供の場合など脳炎を起こしてしまうこともあるため危険です。

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様々な亜型があるインフルエンザと妊婦への予防接種

インフルエンザと単なるかぜとは明確に異なるものですので、一般的にいって、インフルエンザが流行する冬場の直前の時期に、予防接種を受けておいたほうがよいといえます。単なるかぜであれば、のどの腫れや発熱、頭痛などの症状が中心となり、重症化することはあまりありませんが、インフルエンザの場合には、同じ発熱といっても38度以上とかなり高くなり、関節痛や筋肉痛などといった、全身の症状が強くみられるようになります。また、肺炎などを併発して重症化することも多く、特に高齢者などは生命の危険さえあるということを認識しなければなりません。こうしたインフルエンザをひきおこしているウイルスには、A型、B型、C型といったタイプがあり、さらにA型については、抗原性の違いによって、100種類を超えるような亜型とよばれる分類もあって、ふつう香港型やソ連型などとよばれているのは、こうしたA型の亜型にあたるものです。そのため、予防接種についても、どのようなタイプが流行しそうかを予測した上でワクチンを製造していますので、毎年受けなければならないということになります。このワクチンは、病原性のない不活化ワクチンとよばれるもので、通常、妊婦が受けたとしても、胎児に影響を与えることはないものと考えられています。そうした意味で、妊婦は特に予防接種が不適当な人という分類には含まれておらず、もしも予防接種を受けるメリットのほうが、副作用をはじめとするデメリットよりも大きいと判断される場合には、受けてもよいものとされています。しかし、妊婦への影響に関しては、まだ実例が少なくよくわからない部分もあるため、あらかじめ主治医に相談をしてからのほうが無難といえます。

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