散気管を用いた有害有機物除去

現代社会においては、産業が著しく発達しまた人口が集中することによって多量の廃棄物が発生します。このことは、周辺住民の健康被害を及ぼすということが危惧されています。実際、一昔前に起きた公害問題などということはそのようなことが原因となっている訳です。また現在の開発途上国などではまさに一昔前の日本の状況が再現されています。

このような状況において、廃棄物処理と言うのは大変大きな意味合いを持っています。廃棄物の中でも、液体状である廃液については特に注意が必要です。なぜならば固体と同じ密度を持ち高い流動性があるからです。もし廃液の中に有害物質が含まれている場合には、さまざまな隙間などを通して私たちの生活環境に入り込み、私達に健康被害を及ぼす危険性は極めて高いものとなります。

このような廃液の浄化のためには、除去する目的物質の種類に適した方法がとられています。有害重金属などの除去のためには、沈殿して国体にし除去するという方法がとられます。それに対して有機物質の場合にはそのような単純な方法はありませんので、微生物による分解除去が行われます。その際に重要となってくるのが廃液中の酸素濃度です。

廃液処理の際には高い酸素濃度をとするために、散気管を用いて廃液中に空気の泡を送出するということが行われます。散気管がなければ廃液は低酸素状態となり、不完全な分解により有害物質が発生してしまいます。散気管を用いることによって十分に高い酸素濃度状態が実現でき、十分な浄化が可能となってきます。